ミクロ 平行世界

日記のようなもの。極稀に生成物を貼ります。

モノリス&チャンドラⅡ(クラビウス)

イメージ 1

モノリス”、”チャンドラ”、”クラビウス”と聞くとたいていの人は映画「2001年宇宙の旅」を思い浮かべるんではないでしょうか?(う~ん、こう言い切っていいものか? 覚えてないといわれそうだがw) でも映画の話ではなくてノートパソコンのお話です。

向かって左の小さい方は日本IBM PC110といって1995年に発売された世界最小・最軽量のAT互換機です。このモデルは2431-YDWでWin3.1が導入されいますが努力すればWin95も動くというユニークなマシンです。また広告キャラクターとしてウルトラマンが起用されたことから「ウルトラマンPC」とも呼ばれています。
右は日本IBM ThinkPad235でA5ファイルサイズのサブノートPCで小さいけど拡張性が非常に高く、特にモバイル用途で使いたいユーザーには人気で「チャンドラⅡ」とサブノートPC好きの間では呼ばれていました。

なぜにこの2台を紹介するのかというと、PC110の前身、コンセプトモデルが黒い長方形の物体であったことから開発を担当した日本IBM大和事業所スタッフの間で”モノリス”と呼ばれていて、それがそのままPC110開発コードネーム”MONOLITH”となり、かたやThinkPad235の開発コードネームは”クラビウス”であったからです。そう、由来はもちろん「2001年宇宙の旅」です。
しかし、ThinkPad235は開発コードネームが”クラビウス”なのになぜ「チャンドラⅡ」とも呼ばれているかというと、前モデルの開発コードネームが”チャンドラ”であったので、その性能強化版・後継機であるということからユーザーからは「チャンドラⅡ」と呼ばれていました。

しかもこれだけではなくて、両機の基板には”MONOLITH ”と”Clavius”とそれぞれ刻印されているのです。開発スタッフのいたずら好きというか遊び心には敬服します。ちなみに前モデルのチャンドラの基板には”Chandra”と刻印されています。この前モデルのチャンドラも人気高かったですね、幻のノートPCとして雑誌をにぎわせていました。なぜ幻といわれたか? いろいろ訳があるのですが説明すると長くなるのでw 

まぁ、振り返ってみると、自分にとってこの頃がPCに関して一番熱かったときですね。2005年にはIBMのパソコン事業部も消滅してしまい、ひとつの時代が終わった感じでした。そして今日、アーサー・C・クラーク氏が死去されたというニュースを見ました。これもひとつの時代が終わったと思える事柄なのですが、私としてはそうとも思えないのです。ひょっとして”スターチャイルド”になってしまったのではないかとww

さて、BSアニメ夜話伝説巨神イデオン」でも観るか。 ん? なんかタイミング良くないか?ww