ミクロ 平行世界

日記のようなもの。極稀に生成物を貼ります。

レディイーグル 第5巻(最終巻)

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さっさと廃刊になってしまった模型誌で「本格スカイアクション劇画」と紹介されてて興味を持ち第1巻を購入したのですが、どーも私の思い描いていたものとは違いまして…

原作者の鳴海章さんのお名前は良くお見かけするものの、著作は読んだことがないので漫画ということもあり鳴海さんの世界に触れてみるにはよかろうという考えもあったのですが…

一見、プロットというか舞台装置、登場人物等の設定が少々古いんじゃないか? と個人的に思いました。特にジェットパイロットである主人公が女性というところが。主人公の父親がパイロットでその一人娘が親と同じパイロットを選択するというのはアリ。

でも「本当にそれだけ~? 他に理由があるでしょ? 大人の理由がッ!」と思ってしまい、どーにも素直にストーリーを追うことができなくて。そして「EAGLE愛」倒れそうです… 些細なことですが、私はちょっとのことで「イヤ~ん」になってしまうので、もっと硬くいけないものか?

しかし「乗り掛かった船、いくとこまで行くぜ!」と買い続け、昨年夏ついに最終巻である第5巻を読みました。

それまでの状況説明的な展開から4巻からの急展開に「おやっ?」と思わせ、最終巻の5巻では日本を取り巻く緊迫の状況が展開されます。

個人的に俳優の温水さんをモデルにしたんではないかと思わせる「はつしお」の艦長が良いです。強制浮上させるにはそれしかないよなぁ… 「苦渋の選択」をした、その背景には考えさせられてしまいます。

これまでずーと特に意識しないで過ごして(ある意味問題だが… )きましたが、今では意識しないではいられない状況になったのも、この5巻が発売されたころに端を発しているように思えてなりません…

話が逸れてしまいましたが、最終巻が発売された今の評価は当初とは違い好印象の作品です。ひんやりしたい方にはオススメ。