ミクロ 平行世界

日記のようなもの。極稀に生成物を貼ります。

ヒートペン HP-1000(EASY WELDER)

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詳しくは㈱十和田技研様のホームページを見ていただくとして、以前より私は接着したそばから、パテ盛りしたそばから「削りたい!」と思うほどの”せっかち”であると公言しているわけですが、”モデルアート”誌の広告をみて「ひょっとして俺向きかも?」と思い購入してみました。

要は温度調節用のスライダックがついた”はんだごて”なんですが、プラスチック溶着・溶断加工用に最適化したものです。

通常のはんだごてでも出来ないことはないと思いますが、通常のものだと手からはんだごての先までが長く、モールド付けやスジボリには使いにくいと思います。また先端にカッターの付いた溶断用のこての場合、思うように綺麗に切断出来ないです。これはカッターの熱が被切断物に奪われてしまい冷えてしまうからではないかと思います。

しかし、このヒートペンはこて先端が手に近いので扱い易く、溶断の際もヒーターと刃(こて先)の距離が近いので刃が冷めにくく綺麗に切れるんではないかと。


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で、試しにココナの羽の加工(こわごわw)に使ってみました。通常私は線香の太いのから細いのを使い曲げ加工を行うのですが、丸棒が斜めにカットされた先端の平らな部分を押し付け、アイロンを掛けるように撫で付けながら曲げてみました。

少々温度が高かったために糸を引いているところもありますが、これが線香であったら一瞬の気の緩みで「スルメイカの焙り」のように丸まっていたかもしれません。この辺は温度調整が付いた強みですね。

慣れれば平らなプラ板から曲面パーツを作ることも可能かもしれません。他にもいろいろな加工が出来そうで使いこなすのが楽しみな工具です。

プラ材主体で工作される方、パテ嫌いな方、なにより硬化時間が待てない”せっかち”な方は検討されても良いのではないでしょうか?

ヒートペンについて詳しくはこちらです。http://www.alpha-net.ne.jp/users2/towada/sub/purple5.html ご参考まで。